FC2ブログ

スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

臍帯血移植に至る経緯 


今回は、僕の臍帯血移植決断への経緯を書こうと思います。

まず、僕の病気は、M0の中でも、特殊な白血病でした。
骨髄/NK前駆細胞性白血病と言うのが、正式名称です。

M0だけでも、予後不良であるのに、さらに予後の悪いものでした。
そのため、治療開始直後から、移植が必須とされていました。


まず、寛解導入療法開始直後に、近親のHLA検査を行いました。両親・兄・弟・従兄弟が行いました。この中で、HLAが一致する可能性が高いのは、兄と弟です(確率は4分の1)。しかし、無常にも、兄と弟は3座一致。最も合ったのが、母の4座一致でした。ここで、緊急時のドナーとして、母の名が挙がりました。

また、僕のHLAがわかったことで、骨髄バンク、臍帯血バンクに、移植可能なドナー&臍帯血があることを確認しています。この時点では、治療の経過をみてから、バンクの登録ということで、治療の経過を見守る形となりました。

一回目の寛解導入療法ですが、過去の記事に書いたように、非寛解。しかも、白血球の立ち上がりもない最悪の結果でした。ここで、移植施設の整った大学病院への転院を決断します。

転院後、まず、二回目の寛解導入療法を行います。このときに、骨髄バンク、臍帯血バンクの登録を行い、寛解になったのを確認後、骨髄バンクのコーディネートの開始、臍帯血の確保をしました(たぶん)。

また、緊急ドナー候補である母の健康診断を行っています。ですが、母は、極度の貧血症で、ドナーとして不合格となり、緊急の場合、臍帯血移植と決定しました。後日談ですが、現在、母の症状は、薬によって、回復しています。今は、貧血症状はありません。

骨髄バンクのコーディネート(最短コース)ですが、地固め療法中に、とてもスムーズに進んでいることを聞き、4月頭に移植で話が進んでいました。
しかし、このドナー候補の方は、最終の健康診断で引っかかってしまいます。

これは、本当に想定外のことで、地固めの治療が終わった後、今後の治療の重大な選択を迫られました。

その選択は、以下の3択。

①3月末(この時点)での臍帯血移植
②別のドナーのコーディネートを待って、骨髄移植
 この場合、移植は、早くて、五月末か六月頭。
 その間、二度の地固め療法を行う
③移植をせずに、あと2、3回の化学療法を行って治療を終了する

家族の選択は、②。そして、僕の選択は、①でした。

僕は、正直、あと二度も、治療を行うことを拒否しました。
移植をすることは必然と感じていたから、選択肢は①か②です。
ただ、あと二回も地固めすることで、体力を大きく奪われ、移植するよりも、今の元気な体の状態での、臍帯血移植するほうが良いと考えたのです。
しかも、骨髄移植のコーディネートがうまく進むとは限りません。
もちろん、臍帯血が、骨髄に比べ、生着の確率が低く、GVHDが低いため、GVL効果が期待薄であったのは承知しています。
だが、家族は、臍帯血移植には、あまり、いいイメージを持っていませんでした。
生着のリスク、骨髄バンクと比べ、歴史が浅いことも、悪いイメージの元凶でした。
しかも、治療の辛さは、患者本人しかわかりません。
家族との話し合いは平行線を辿り、選択の期限が迫ってきていました。

そして、ある日曜日、家族全員が病院に集合。
担当医と話し合いを持ち、家族は、担当医からの説明と、担当医への質問により、不安を解消し、僕の選択を理解してくれました。何よりも、担当医が、臍帯血移植を勧めていることがわかり、安心したようでした。兄は、担当医をひるませるような厳しい質問をしていて、とても頼もしくもあり、家族の真剣さがわかって、うれしかったです。
あと彼女のほうですが、僕の選択を尊重してくれましたし、臍帯血移植の選択に、いち早く、賛成してくれていました。彼女としても、いつ決まるかもわからない骨髄移植よりも、今の元気な状態で、早期に移植できる、臍帯血移植が良いのでは、と考えていたようです。

そんなこんなで、家族全員一致で、臍帯血移植をすることで決定し、遺恨なく、4月6日に臍帯血移植をすることになったのです。

後日談ですが、骨髄バンクの次のドナー候補者であった方も、健康診断で引っかかってしまいました。

遅かれ早かれ、臍帯血移植することになっていたと推測されます。

この移植の選択は、自分の中で、運命の選択だった、と、今、思っています。

スポンサーサイト

Comments

承認待ちコメント

このコメントは管理者の承認待ちです

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

westさん、またまたこの場所貸してくださいね。。なんか、今日すごいことに・・・ごめんなさい。。

westさん化学系?haruさん医学、生物系? 難しそうなお仕事ですね。。。心強い味方ができたような気がします!!

先生には、これから納得いくまで聞こうと思います。
haruさんみたいな説明なら主人も血を吐くようなことにはならなかったのに・・・。

12月には絶対に退院したいんです。
haruさんも入院中だそうですね。。。  何も知らなくて。。
目標もってみんなで前向きに進んでいきましょう!!

こんにちは。
飲み会だったんですかあ~~!
そうですかあ~~!
よかったです。元気に過ごしてらっしゃるんですね!!
安心しました!!

健康が一番ですね!!
病気になってみないとわからないことっていっぱいありますね。。。


くれぐれも、無理はなさらないように・・!!

westさんを目標に頑張りますから!!

westさんのプログお借りしてすみません。m(__)m

kikoさん、プログやってないんです。すみません。なかなか客観的に自分の事をみれなくて、、、ようやく、私も誰かの役にたてるかも?と始めようとした、退院後半年で、入院となってしまったため、またしばらくできないでしょうね。

こうやって人様のプログで私も悩み相談してます。westさんにはいつもお世話になっています。

でもわかります。ドクター方は当たり前のことすぎてわかりやすく説明してるつもりでも、素人にはとてもわかりづらいのです
血中濃度なんて言葉、いきなり言われてもわかりませんよね。
westさんも化学系の方だし、私も、医学、生物系の仕事をしていたので、まだ理解しやすい方ですが、わかる分、ドクターの意図に疑問も感じました。

でも、どうしてそうするのか、してはいけないのか?そんな疑問はぶつけてください。『あーそういうことか』と簡単に納得できること、明確な解答が反ってこないこといろいろですが、自分の判断では危険なことのが多いです。

みんなで前に進んでいきましょう!

haruさん、こんにちは。
お久しぶりです。うんたらた~、のブログのコメントで体調悪くて、入院されているのを知って、心配してました。まだ、入院されてる、との事。心配です。

復職は僕も二ヶ月くらい前から、話が進みました。僕よりも、状況は厳しい様子ですが、まずは、退院ですね。早い回復祈っています。

あと、kikoさんへのコメントありがとうございます。kikoさんの旦那さんも、身に染みたようです。

kikoさん、こんにちは。
昨日は、飲み会であの時間に起きてただけです。ですので無理をしてるわけでは、ありません。だから、気になさらずにください。

haruさんの忠告は効いたようですね。今の時期は、感染症は、とても怖いです。用心してくださいね。

こんにちは。

westさんのこの場所借りて、haruさんにお礼言わせてくださいね。

haruさんどこを、見ればいいかわからなくて・・ブログ書いてらっしゃるのかな?

haruさん、はじめまして。
主人のこと気に留めていただき、ありがとうございます。

言うことを聞かず、困ってました。
westさんにアドバイスもらい、うがいをひたすらさせてました。
そして、haruさんのを読んであげたら、・・ビビッてました。

その後は、うがい中に コクコクって喉のなる音聞こえません!!

westさん、haruさん本当に、
ありがとうございました!!

また、相談に乗って下さいね!




westさん、お久しぶりです。治療の概略読ませていただきました。やっぱり一筋縄ではいきませんね。でもうらやましいのは会社の対応です。うちの会社は復帰したい日の2ヶ月前くらいに言えというのです。だから12月くらいには主治医の許可をとらなくてはいけませんが、今だに入院中で、、少々あせります。しかし何もできないのですが。

kikoさん、はじめまして。大変な時ですが、ご自身も大切にしてくださいね。

移植後はずっと我慢、我慢の連続です。これくらいは大丈夫だろうが一切通じません。
ご主人のおつらさはよくわかりますが、ここはなんとか堪えてください。うがいで口の中(決して飲まない)をしめらす以外方法はないかもしれません。
吐血されたということは傷があるということです。吐血そのものより、そこから菌やウィルスが入り混むことのが問題なのです。無菌室とはいっても完全に菌がいないわけではないのです。無菌という言葉に騙されないでくださいね。菌ができるだけ少なくなるよう制御してるだけなのです。もともと自分の体に住み着いたりしてますし。
普段は問題にならない菌やウィルスに簡単に負けてしまう体になってしまっているのです。
我慢ばかりでつらいのですが、我慢しかないのです。
乗り越えていきましょう!

トマトさん、こんにちは。

コメントありがとうございます。臍帯血はまだまだ骨髄移植よりメジャーじゃないかもしれませんが、年間700もの移植が行われている、実績のある移植です。

移植がうまく行くことを祈っています

おはようございます。
詳しく説明して下さり、ありがとうございます。
また、大変なことになってるのではと、ひやひやしました。。。

で・・westさん、体のほうは大丈夫なんですか?
夜中に返事もらってて・・・
すみません。。無理させたみたいで・・・。
私のほうは、無菌室のカーテンの外にパソコン置いて、一日いますので・・
westさんの余裕のある時にでいいですよ。。

無理だけはしないでください。

睡眠は十分にとってください!!!

体をいたわって下さい!!

お願いしますね。。。

あ・・うがいですね。。
クチュクチュぺっ・・こくこく・・
ってな感じです。。。

・・・めげずにがんばります!

kikoさん、こんばんは。

コメント遅くなってすみません。

喉の渇きですが、粘膜を潤すので十分なのであれば、水やお茶などでで、口の中の粘膜を潤す感じで、うがいなどをしてみてはどうですか?イソジンは入れずにです。こんなことしか思いつきませんでした。すみません。

血中濃度ですが、血液内の免疫抑制剤の濃度ですね。いろいろな点滴を行っている影響もあって、初期の頃は、免疫抑制剤の血中濃度が落ち着きません。そのため、毎日、血液検査の中で、免疫抑制剤の濃度を調べ、免疫抑制剤の量を調整するのです。今回、免疫抑制剤の濃度が高すぎて、一時的に、免疫抑制剤を切って、正常の濃度にするため調整したのだと思います。免疫抑制剤の調整は、生着後も、続くことになります。免疫抑制剤の濃度が高すぎると、GVHDを抑制しすぎて、GVL効果が弱まります。また、免疫抑制剤の副作用も強まります。逆に、免疫抑制剤の濃度が低いと、GVHDがひどくなる可能性があり、危険です。このように、当分の間、免疫抑制剤とのうまい共存を図っていかなければなりません。

こんな素人の説明で理解いただけたでしょうか?

また、何かありましたら、何でも言ってください。

こんにちは。
今日、絶飲が解除され一口を、一日3回までと言われました。
・・が守るわけがなく・・・
コクコクコク・・・ふう~~・・・
おえ~~。。。
で、また、水混じりの血を吐いてしまいました。。。。
言うまでもなく、引き続き絶飲です・・。
喉の渇きどうかなりませんか??

それと、免疫抑制剤を止めました。
血中濃度が高いって・・どういうことですか??

すいません!私の質問ばかりで・・・。
8月にインターネットデビューしたばかりなので、どのサイトにいけばいいかわからなくて・・・。
主人が落ち着くまで、相談に乗ってください。。。


はじめまして

はじめまして、検索の最中に偶然立ち寄ったので拝見させて頂きました。

私は兄弟、親、皆ガンに犯され亡くなり、先月に叔母までも急性骨髄性白血病と診断されましたが、幸運にも私がドナーとして適合し「こんな役に立たない人間でも誰かの役に立てる事があるんだ・・」と喜んだのも束の間、最終検査での問題が発生し移植は不可能で愕然となりました。
現在は臍帯血の事を知り、希望を無くし元気の無い叔母に色々調べて朗報をもたらせるよう勉強中です。

westさんのブログを見て本当に勇気付けられたので叔母にも見せてあげようと思っております。
westもお体に気をつけてお仕事頑張って下さい。

kikoさん、こんにちは。

吐血された、と言うことでしたが、今は、大丈夫ですか?

僕は、粘膜障害はそれほど、ひどくなくて、飲み物の制限が出るような状況になかったので、吐血の経験はありません。

僕は、用心に用心を重ねるほうで、手洗い・うがいの回数は、他の人よりも多くやっていたくらいです。

ただ、聞かれないと、病状を正確に言わないことが、最初はあって、そこは怒られたと言うか、きちんと言って下さい的な事を言われた経験はあります。

なかなか難しいことですが、医師の指示がわかりにくい場合は、尋ねるとよいと思います。今回の場合だと、仮に飲み物を飲んだ場合、どうなるか、とか聞いておけば良かったかもしれませんし、モルヒネで喉が渇くのですが、飲み物を少し飲めませんか、とか看護士に聞けば良かったかな、と思います

辛い状況が続くかもしれませんが、生着を目標にがんばって下さい
応援しています!

おはようございます。
たびたびすみません。でも、聞いてください。
昨日主人が血をどばーっと吐きました。
びっくりして、あわててナースコールして廊下に飛び出し、血吐いた!先生呼んでー!と叫んでました。
実は、粘膜が荒れてるので刺激しないように、飲み物を禁止にされてたのです。
でも、モルヒネの影響で喉が渇くらしく、一口だけ一口だけと言って飲んでたんです。
その直後血を吐いてしまって・・・
先生にもう絶対に飲ませないでと言われてしまいました。
本人もびっくりしていて、反省してました。
私も、どうなることかと・・・怖かったです。
言われたことは、ちゃんと守らないと痛い目にあうってことが身をもってわかりました。
westさん、こんな経験ありましたか?
すみません、自分のことばっかりで・・。

kikoさん、こんばんは。

移植の経緯は、僕よりも過酷なものですね。

だけど、臍帯血移植だから、ダメなんてことはないですよ。
骨髄が治療の全てでは、ありません。

浮いたり、沈んだりするのは、誰でもあります。
精神が強くないとダメなんてことはないですよ。
あまり、気を張り過ぎないように、行きましょう。

祈ることしかできませんが、早いご回復を祈っています。

こんにちは。
主人も2回の抗がん剤治療失敗でした。白血球が増えない増えないって思ってたら、悪い細胞がぐんと上がってて白血球が増えきらずにいたらしいのです。兄弟も子供もHLAは合いませんでした。骨髄バンクでドナーを待ってる余裕がないと言われ、臍帯血移植にします!と説明を受けたときの気持ち、今でも忘れません。
当事者の気持ちなんて、はかり知れません。 臍帯血が見つかったと聞いた時の嬉しさ。浮いたり、沈んだり・・精神が強くないとダメですね。。。

Comment Post















管理者にだけ表示を許可する

Trackbacks

Trackback URL
http://hitomiwotojireba.blog95.fc2.com/tb.php/51-eb675ba1

  1. レンタルHP
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。